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ソフトテニスにも回転を発見 2025/03/28

先週の日曜日、配達ついでにコートを眺めていると何と、ソフトテニスのサークルに回転っぽい女性が!  球種、球速、体の動きの印象を見る限りおそらく間違いない。

かなり遠目だったので年代は解りかねるが多分若い。  運動連鎖は、ソフトテニスでも通用することが判ったことが嬉しい。  次に見つけたら、もっと近くでよく観察してみたい。

 

実は、ソフトで回転のフォアが打てるか確かめたく、中古のソフトラケットを買って、ガットも張って、どこかのクラブにお邪魔して打たせてもらおうと準備していた矢先に

上記の嬉しい発見。  もう私が打つ必要は無くなった。 めでたしめでたし です。

 

ただ、スクエアスタンスで上体を余計に廻す的なんちゃって回転も増えていそうな気も。   回転はオープンスタンスが必須なので、練習時はご注意下さい。

 

今日も見つけた 2025/0331

上とは別のコートですが、ラケット配達でコートに行くと、ソフトのご家族(多分) ご両親と娘さん(多分高校生)。  娘さんは明らかに回転のフォア。 スタンスもオープン。 

まだかなり荒っぽい覚えたての印象ですが、廻って打つことを目指していることは解る。  

 

ソフトテニスの現状を確認しようとしてまだ、日は浅いですが確率的に、ソフトテニスのフォアストロークの変化はかなり進んでいそうです。  出会う確率は、硬式より高い。

新しいものを取り入れる環境は、ソフトテニス界の方が積極的に感じますね。  コネコネの悪影響が少なかったような気もするし。  若い選手が回転フォアに挑戦している

ソフトテニスの未来は明るい。

 

 

 

廻す人が増えてきた様な 2024/09/05

下の‘やっと戻った’は勘違いでした。  戻った様な気がしていただけ。  その後も相変わらず、煮え切らないと言うか、スッキリしないと言うか・・ でも、

この6月位からやっと改善の兆しが表れ、今月に入り概ね楽しくラリーが打てる様になり、気分もスッキリ。  丸3年も道草くってしまったのはショックですが。

 

あちこちのサークルに、少数ですが上体を廻したい様な打ち方の方を、ポツリポツリと見かける様になりました。  スイング全体としての良し悪しは別に、上体を廻して

ラケットを振ることが少し広まってきた様な印象を受けます。 方向としては良いはず。  ただ、全体を纏めるまでには相当な時間も掛かるはずなので、苦しみ半分、楽しみ半分と

いった処かも。   新しい打ち方に取り組むことは良いことなので、もっと広まって欲しいと願っています。

 

 

 

やっと戻った 2023/01/26

フォアストロークがやっと ほぼ戻りました。   久しぶり(概ね2年ぶり)なので、なんか懐かしい感じ。  長かった・・・   思い通りのスイングで打てるのは実に楽しいです。

今日はラリーを30分ほどでしたが、久々に充実。     今回の経験で、今後はズレても修正は早いと思いますけど、緊張は一番良くないですね。   

 

 

 

どうも気になる打球音 2022/11/14

最近、なるべくYouTubeの試合動画を観るようにしていますが、コネ系(スピン過多)の方の打球音の低さに驚きます。  私のような古い人間にはあり得ない音で、皆さんの肘が心配。 

 

打球音が低い=テンションが低い か ストリングが柔らかい か もしくは両方 が考えられ、それはインパクトタイム(ストリングとボールが接触している時間)が長い・になる。

すると、利き腕の掌はその長い時間を握っているので握力が落ち、前腕の疲労が倍増(筋肉が固くなる)するはず。  それはとりもなおさず、テニスエルボの危険性が増すことに

なります。

 

テニス寿命に直結する要素ですので、最優先で前腕のストレッチを行って前腕の筋肉を伸ばして(柔らかく)ください。  打球音を聞く限り皆さん、崖っぷちに立っている様な気が

します。  

 

そもそもの発端は、コネコネ向上を目指した結果だと感じますが、度をはるかに超えています。  その条件で身に付けた打ち方は簡単には直せないので、エルボの直接原因の

固くなった前腕筋肉の対策を行った方が早い。      なってからでは遅すぎで、日常生活にも支障が生じます。    早めの予防が大事。   

 

更に、緩い張りの傾向として、インパクトでの面ブレが多くなり、グリップがズレたり、ラケットを落とすことも起こりがちですが、身に覚えがありませんか?  この問題は、硬く張らないと

改善しないので、お悩みの方は検討してみて。  

 

 

 

世代の差? 2022/11/09

スクールコーチにコネが多いのは理解していますが、学生さんは球速重視のフォアが多く、年齢が少し上になるとコネも多い印象。  現役プロはコネを意識している人が

多いような気がしますが、二極化なのかスピンからスピードへの過渡期なのか、混沌としている感じですね。

 

YouTube 兵庫ノアCH2018の添田プロは凄い。  https://www.youtube.com/watch?v=IVGzwLCBeq8   フェデラースタイルの先駆けですね。  名前はよく聞いていましたが、

観るのは初めて、お恥ずかしい・・ 打球音も良い。    動画では詳細は確認し難いのですが、フォアストロークの打ち方見本に最適と思います。 

添田プロは年齢的にはかなり上にも関わらず、この4年前の試合ではコネの印象はないので、流されずに個人の考え方、主義、方針を貫いている選手も存在することが

判ります。 

 

2004年頃からのテニス雑誌は、出るコーチほぼ全てコネを推奨する記事ばかりでしたので、プロもほぼ全員がコネだろうと思い、動画を観る気もおきなかった。  今思えば、

失敗したな・・・

 

添田プロは、ラリーだけなら世界のトップ選手とも十分に戦えるような気もしますが、動画毎に打球音は少し差があるような気がするのは何故なのか。  打ち方が変わらないなら、

張るストリング、テンションは変えないはずなので、打音は変わらないはずなのですが・・音はさておいて、

 

同じ打ち方が学生さんにも増えている印象で、期待がもてそうな雰囲気が出てきました。  ぜひ頑張ってほしいです。

 

 

以下 過去の記事に

 

 

 

 

 

 

本文 最新ストロークの基本的な話 (運動連鎖から生まれる強烈な打ち方)

 

真似ると危険 ジョコビッチ選手のフォア2011/08/22

2011ウインブルドンで優勝したジョコビッチ選手だがしかし、フォアストロークのフォームは見た目が大変悪い。

多分、真似するアマチュアが多くなると感じるが、腕の動きばかりが目に付き、スピンは掛かるが飛ぶ距離が不足するはず。それを補うために

スクエアスタンスで前移動すると、前腕の負担が高くなりテニスエルボの危険性が増し、球威が増す訳でもなく真似した恩恵を受けられない。

 

飛びの悪さに対して同選手は、確か横糸にナイロンマルチ系の飛びの良いストリングで帳尻を合わせているとか。超スローの映像でも他選手よりも

たわみが深いことが判る。

 

最新のストロークはオープンスタンスで体を廻す・が基本。現役プロの中で見本とするにはフェデラー、ナダル両選手の方が遥かに良く打ち方を

変えた効果も実感できるが、ジョコビッチ選手を真似することだけは止めた方が良い。テニス雑誌等でのこの選手の解説も多くなるはずだが、

悩むアマチュア選手が増えるはず。

 

 

ボールを見る 2011/05/15(重複)

テニスで言う“見る”目的とは本来、ボールを見る→顔が横を向く→顔が横を向くと、上体も横向を維持→上体が開き難くなり、結果として

上手く打てる・が狙い。つまり文字を読むようにボールを見る・が主目的ではない。目でボールを見なくとも、上体が横を向いていれば目的は達成する。

それが判らない人が多過ぎる。見ることだけに執着し体に言及しないのは具の骨頂で、まったく意味がない。

 

しかし、困ったことに最新ストローク(第3世代)は、逆に体を開く必要がある。回転する・は体を早く開くこと。つまり、従来見る・と言ってきた言葉が、

最新ストロークでも言ってしまうと覚える障害になる。「見ろ」為に頭を固定すると、体は廻らなくなることが普通。

 

経験として最新ストロークの打ち始めは、ボールが見えなくなるタイミングがとてつもなく早い。その不安、恐怖は中々慣れることが難しいが今度は、

見るな・見なくても良い・と言った方が打った経験、教えた経験として良い方向であることは間違いない

 

 

ストロークの見本 2010/10/10

USPTR(アメリカのコーチ協会)から定期に送られてくる雑誌TennisProに良い写真があったのでご紹介。なにやらフットワークの記事のようだが、

私が注目したのは打ち方。球種は共にフラットドライブ。体の回転で打つ最新の打ち方。フォアとバックで撮影方向が異なるが、

注目して頂きたいのは共に[6]。オープンスタンスで上半身をターンしてテイクバックを終了している点。

 

バックは、フォアと同じ理屈で打とうとすると、写真の様に必ずオープンスタンスで2ハンドになる。この選手のバックは、フォアと比べてやや腕に頼る

部分もあるが、他のスクエアスタンス、セミオープン等で打っている選手と比較すれば、明らかに理論に忠実。テイクバック〜フォロースルーまでに上体が

ほぼ180°回転。これが回転で打つ・・と言われている由縁。

 

 

フォアストローク

 

 

バックストローク

 

男女を問わず2ハンドのプロの多くは、スクエアスタンスで上体を捻るスタイルが多い。それは新と古の中間の打ち方で、あまり感心しない。

第三世代の利点の一つにコースを読まれ難いがあるが、それはオープンスタンスでしか得ることができない。

 

 

ストロークのスタンスその3 2010/09/27

テニス雑誌でもレッスンでも、回転で打っている様に見えるが足はスクエアスタンスが多い。一見、最新ストロークのようだが、中身は第2世代ストロークの

変形型になる。最新(第三世代)はオープンスタンスが大原則で、スタンスを間違えると覚えることは出来ない。

スクエアで教えられたとするなら教えた側に問題がある。スクエアもセミオープンもその目的は、体を前移動したい表れで、

それでは回転で打っていることにはならない。外見上は微妙な差のように感じる方も多いと思うが、中身(威力)はまったくの別物で、

球速も明確に差が出る。

簡単にそれらしく打ちたいならスクエアスタンスでも良いが、第3世代本来の球速・パワーを得たいならまず、正しいスタンスで習得に取り組む必要がある。

 

 

新ストロークのスタンスその2 2010/09/16

yahoo知恵袋に「スタンスは成り行きで良い」との回答に唖然・・・昔も今も成り行きなんて呆れた話は聞いたことがない。

スタンスは基本中の基本。個々のスタンスには必ず意味がある。それが正しくなければ、他が正しくても本来の球威は得ることが出来ないのだが、

理解していない回答者も多い。

 

最近の雑誌を見ても、コーチの見本写真はスクエアかセミオープン?スタンスがほとんどだが、これでは正しい運動連鎖の見本にはならない。

必ずオープンスタンスで、前移動を否定することが習得の早道。回転なのだから、前移動がダメなのは明白。

困ったことにプロの2ハンドバックもスタンスは色々。第三世代ストロークを覚えるならまず、プロのフォアストロークが良い見本になる。

試合中であれば当然、正しいスタンスでは打てない状況もあるが応用は、正しい打ち方を覚えた後の話。

 

バック1ハンドの方は運動連鎖では打てない(理屈に合わない)。従来型のバック(フェデラー、エナン選手と同様)で打つしかなく当然、スタンスは

スクエアかややクローズド。バックも運動連鎖で打ちたいなら2ハンドに変更することが必要となるが当然、スタンスはオープンスタンスで、

フォアと対称な動かし方となる。

打ち方そのものは大変シンプルだが、その通りに動かすのが実に難しい。当分の間楽しむ、苦しむには事欠かないと言えるが、特に2ハンドバックは、

私は未だに苦しんで延べ5年・・諦めずに練習しましょ。

 

 

テニス雑誌の偏向その2 2010/09/08

書店の二誌を見たが、ストローク解説の方向が明らかに変った。過去数年に渡り誌面を飾ったパームアウト、エルボアップ、プロネーション、

ワイパー等のカタカナ文字は、探すことが苦労するほど少なくなっている。

 

しかし覚えてしまった打ち方を修正することは、記事訂正のように簡単なことではない。雑誌を信用し教えているコーチは依然として多数存在し当然、

練習している生徒も多い。熱心なサークルは、7〜8割の方に影響が出ている。一番の被害者は生徒だが、打ち方は本人が直そうとしない限り

永久にそのまま。困ったことに、本来不安定なショットを実に上手く打ちこなす生徒もおり、そうなるとアマチュアの自主的修正はほとんど不可能。

記事を修正しても影響は計り知れない。

 

 

テニス雑誌の偏向 2010/05/25

最近、テニス雑誌のストローク解説から“プロネーション、パームアウト”等の文字が消えた。  逆に“ワイパーは避ける”等のやんわり否定する

表現になっている。 明らかに方向が変った・と言えるが多分、気付かない読者も多いはず。このままうやむやに中身を修正していくつもりなのだろうか?

 

今更否定したとてもプロネーション、パームアウトで打とうとしているもしくは打っているアマチュアは、既に数え切れないほど存在する。

5年や10年では消えない証拠が巷に存在し続けることは間違い無い。このクセがある限り最新のストロークは打てない。このままでは解説を書いた

コーチだけを悪者にする気がするが・・

しかし内容は未だ問題は多いが、明らかに良い方向に修正しつつあることは明るい。プロの打ち方をよく調べたことが伺える内容が増えている。

 

最近、特に気になる表現に肩甲骨、股関節、内転筋等の骨とか筋肉を動かせ・・とあるが、その通りに動かせる人間がいるのか? “上体は1ユニットで

動かす”という表現も、運動連鎖の意味からすると正しくない。少なくとも運動連鎖とは各部が連鎖しながら動く・という意味。ユニットにして纏めてしまうことは、

本来の意味からすると読者に誤解を与える。

 

コーチが打つストロークの見本写真は、相変わらずスクエアスタンス。言いたくないがそれは間違いで、一生掛かっても最新のストロークは打てないのだが・・

今後に期待。

 

 

プロネーション・パームアウト否定の根拠 2010/05/16

トッププロのストロークの打ち方に関し掲題の名称、エルボアップ、ワイパー、混乱のきわみはスピネーションとかの名称がネット等で飛び交っている。

周囲を見ると、同じ内容で教えるコーチも存在し当然、その通りに真面目に練習しているアマチュアの方も大変多い状況。しかし当方は、従来から

いわゆるコネ打ち(それらの総称)否定論者で、その根拠を下記でご紹介。

 

使用した写真は各テニス雑誌様より引用しましたが、特定の雑誌・コーチの批判が目的ではありません。同様の解説記事は数多くあり、

その中のほんの一部の例です。

写真1及び2は、“プロのフォアストロークの解説”に使われたもの。プロネーション(パームアウト)の名称で、プロは腕の内旋(回内)を使っているので、

写真のような動きになるとの解説。 多分、皆さんもこのような画像、解説はよく見たことがあるはず。

 

 

写真2はその際のスイング軌道の解説で、ラケットは黄線の軌道を通る・と。(A〜D及び実線は当方加工)実際に腕を振り出しながら内旋を使うと

この通りの軌道を通るのは間違った内容ではない。が問題は、トッププロがどの様に振っているか・で、それを検証することが必要。

 

まず写真2でインパクトは何処かと言えばCに相当する辺りであることは論を見ない。

少なくともAで当るならフラットになり、その先のプロネーションはする意味がまったく無い。Bはプロネーション(内旋)の始まり部分で不安定。

Dになるとラケットは右から左の横方向のスイングになるはずでサイドスピン系しか打てない。

ボールとストリングの接触時間(インパクトタイム)は1/100秒程度が常識で、その意味でも写真2のC辺りが妥当。すると1-1の様にラケットトップが上がり

グリップ側が下がった状態で当るはず。以上の点を踏まえて以下のトッププロの写真をご覧ください。

 

 

写真3 インパクト直前もしくはほぼインパクト付近の写真。 左上のベルダスコ選手 ここから内旋すると多分空振りするはず。他3選手もラケットトップは

下がり気味。内旋が始まった様子はなしです。

 

 

写真4 インパクト直後。 解説が正しいならラケットトップは更に上に上がり、グリップ側が下がっているはず。しかしどれもほぼ水平。

左上 エッグボール得意のナダル選手でさえ、この状態。

解説のようなプロネーション(内旋、回内)が正しいなら、プロのインパクトの前後でその動きが写真でも確認できるはず。その兆候がないなら少なくとも

トッププロは、プロネーション、パームアウト(内旋、回内)は行おうとしていない証拠。

 

 

写真2のスイング軌道についても、写真5の2選手に波打つスイング軌道は見当たらない。ほぼ一直線にボールに向かっている印象で、

写真5のAでロディック選手は腕を前に一杯に伸ばしている。解説のスイングならAでラケットはもっと左側にあるはずで、このフォームにはならない。

更にヒューイット選手Bの面の向きも、解説のような正面向きとは異なる。

 

つまりどの写真を見ても、プロネーションとかパームアウト等の内旋(回内)が行われそうな気配はなく、解説の様なスイングで打っているトッププロは

存在しない・という結論。ましてや肩甲骨がどうの・・も有り得ない話。

 

只、プロネーションのような動きが無い訳ではなく、ロディック選手の最後は肘を曲げている様子がある。つまりプロネーションのような動きは、

インパクト終了後の脱力でフォロースルーに表れる動きであることは明白。単にその部分を“インパクトでも同じ”と勘違いしただけ。

下にもインパクトの写真がありますので、じっくりご参照ください。

 

アマチュアがプロの打ち方を目指すことは、いつの時代でも同じ。しかし、今のプロのストロークは大変真似し難い(勘違いし易い)打ち方であることは

間違いなく、その為にアマチュアの打ち方に大きな乖離がある状況は残念で且つ止むを得ないとは思うが、

正しい打ち方の解説がまったくと言っていいほど存在しないのは極めて異常。

 

アマチュアの打ち方が、今ほどプロとは異なる方向に向いているのは記憶にない。プロと同じ方向に戻すには、覚えたプロネーション(内旋、回内)の

クセを取り去る必要があるが多分、気が遠くなるほど時間が掛かる。

従来のスピン打ちなら“ワイパースイング”は正しいが、最新ストロークの解説(書き込み)にプロネーション、パームアウト、ワイパー等の文字が

並んだ解説、レッスン、書き込みは“無視”の一言しかない。プロネーションが有効なのはサービスのみです。

 

 

アマチュアの岐路 2010/03/28

ストロークの打ち方に関して、アマチュアプレーヤーが進む道(選択肢)は三つある。

@現在広まりつつあるパームアウト、プロネーション等に依存した方法か、ゴルフの様なスイングか。

Aフォアもバックもオープンスタンスで体を廻す方法か。

B何も変えないか。現在のコーチには、変化にまったく無関心の人も多い。当然、習っている生徒の打ち方も変化なし。

 

決めるのは生徒であることは当然だが、コーチは選択肢を示さなくてはならない。その為には知識の習得も打ち方の見本も出来なくてはならず、

コーチの辛い日々がしばらく続く。生徒の見る目が出来てくると、スクールの淘汰が加速するはずだが、まだ時間的余裕はありそう。

試合になれば、古い打ち方が新しい打ち方に勝てる可能性は低く、正しい打ち方が広まれば生徒の求めるものは絞られる。日本国内での変化は

まだ始まってもいないが、あとは時間の問題。

 

 

バックストロークの主流 2009/06/09

最近のトッププロのフォアは、男女を問わずほぼ全員が第3世代(運動連鎖オープンスタンスで回転)が定着した様に感じる。

ところが2ハンドバックストロークは困ったことに、どう見ても2種類の打ち方が混在している。

 

本来、フォアと同じ理屈で打つならバックもオープンスタンスであるはずが、男子に至ってはスクエアスタンスが圧倒的多数。女子で半々程度。

只、スクエアスタンスの選手も従来の2ハンドとは異なり、上体は回転で打つような印象がある。100歩譲って同じ理論と言えなくもないが釈然としない。

 

フォア、バックが同じ理論は男子ではロディック、ヒューイット選手、女子には多くヤンコビッチ、ディメンティエワ、クズネツワ、バルトリ、ウォズニアッキらの選手。

オープンで打ちたいが・・と感じる選手も女子が多い。だが男子はまったくその気が希薄・・の印象。

教える側としてはバックストローク(2ハンド)はもう少し様子見が必要なのかも・・と思いつつ、男女で分けるべきか・・とか、理屈で考えれば

オープンスタンス以外はないとも思うし・・悩ましい。

 

自分の練習(素振り)は当然オープンスタンスで、実際のラリーでも打てる確率は増しているのは安心の方向だが、なにせフォアの数倍の時間が

掛かっている。生徒の習得も簡単ではないな〜と。

 

 

同じ武器を 2009/03/20

錦織選手を除く日本男子選手もなかなか成績が上がらない。雑誌に載った添田、伊藤両選手のストロークも、最重要な部分に疑問が残る。

第二世代の特徴の一部を引き摺っている印象。これは外国選手の打ち方と比べると、大砲と火縄銃ほどの差になるかも。体格で負け、

武器でも負ければ勝ちは遠い。せめて同じ武器(打ち方)を持たなければ話にならない。

 

これは選手の努力不足というより、教える側に問題がある。多くのコーチが雑誌で打ち方の解説をしているが、不思議なほど的外れの解説が多い。

新しい打ち方を解説するには、コーチ本人がその打ち方で打てることが絶対条件だが、自分が打てない未知の打ち方を、手を変え品を変えて

繕っている印象がある。間違った情報ばかりが氾濫している日本国内では、正しい打ち方が広まるはずがないし、強い選手が生まれるはずがない。

 

 

東洋の逆襲は? 2009/03/10

この第三世代のストロークは、腕力差による打球への影響が従来のストロークよりも少ない。つまり身長の低い東洋系の選手でも、欧米系の

外国選手とほぼ対等に戦える可能性が高くなったこと。身長167cmのエナン選手がWTA一位になったことでも、それが実証されたように思える。

(エナン選手のバックは、フェデラー選手と同様の第二世代だが)

 

体格的に劣る日本人選手は、フォア、バック共にこの運動連鎖の習得は必要不可欠で、一日でも早く追いつくことが現状打破の近道。

体力差に泣かされてきた東洋系の選手にもやっとチャンスがきたかも。

 

 

新ストローク打ち方のポイントその2の補足 2009/03/08

バックストロークについては、外国トッププロといえども全てが運動連鎖を使っているとは言えない。1ハンドは勿論第二世代。2ハンドにも第二世代が

多く存在する。見分け方はフォアと同様にスタンスで、オープンスタンスなら第三世代の運動連鎖と言える。フォアほど広まらない理由は想像するしかないが、

2ハンドは腕2本分の筋力がある為運動連鎖は必要ないか、習得が困難が考えられる。

 

 

新ストローク打ち方のポイントその2 運動連鎖 2009/02/22

AからB、BからC、CからDに伝わる”とか“Aから始まりDで終わる”等、言葉の説明は簡単だが、実際の打球でその様に動いて返球することは大変困難で、

しかし現代のテニスでは最重要なテーマ。動き自体は第二世代と比較しても大変シンプルなのだが、第二世代の打ち方が長い人ほど習得に困難な傾向がある。

 

一言なら“体を回転”だが、その回転する方法を詳細に決めているといえる。

右利きの1ハンドフォアストロークで説明すると、オープンスタンスでテイクバックした状態をまず作る。(次の瞬間から運動連鎖が始まる)まず左脚(左ひざ)を

反時計周りに動かす。と腰が同じ方向に引かれて回り、上体(肩)が回り、腕が引かれラケットが出てインパクトとなる。足から始まった運動が腰、

肩と伝わりラケットで最大となる。これが運動連鎖で、この動きを忠実に守ることにより、今までにないパワーが生まれる。

 

自分の経験でいうと、連鎖する度に運動が加速するような印象があり、打球のスピードは驚くほど上がる。更に、なにより試合向きの特性として、

“相手にコースを読まれ難い”がある。回転することで多くの利点が得られる。

 

当然、バック(2ハンド)も同じ理論で打てるに越した事はないが、同時進行での習得は極めて困難。どちらかと言えば簡単なフォアを覚え、

その感触を困難なバックに応用するようにした方がよいと感じる。

 

昨年あるサークルに入会し、ただひたすら自ストロークを打つ事ができる最良の環境があるが、打つ感触は毎回微妙に変わる。フォアストロークだけでも、

チェックし修正する部分は少なくない。安定するには時間もかかるな〜と感じるが、素振りと最近始めた壁打ちが、時間短縮にかなりの効果を見込めそう。

 

雑誌記事の“パームアウト、エルボアップ”を意識すると、打球の方向性が不安定になる。その結果スピードも落とさざるを得なくなり、迷路に迷い込む

危険性が増すので注意が必要。

 

 

新ストロークのスタンスその1 2009/01/25

文字のみでは誤解が生まれ易いと考え打ち方の解説は控えていたが、重要で明確な部分の解説はしていきたい。最初のポイント、スタンスは

“オープンスタンス”が基本。セミオープンなどと書く雑誌もあるが、まぎれもないオープンスタンスで打っていただきたい。オープンスタンスであるからこそ

運動連鎖の基となる体の回転が生まれる。

 

第二世代の“スクエアスタンス−前移動”で打つと、腰を痛めるか不完全な状態で終わるかのどちらかになるので注意。試合中のプロは時折前移動で

打つ事があるが、あくまで運動連鎖を習得した後の“応用の一部”として捉えるべきで、試合前のラリーを観れば、ATP,WTAツアー上位に

スクエアスタンスで打っているプロはいない。

 

 

訂正 運動連鎖の短所 2009/01/15

本文、最新ストローク − 運動連鎖 の中での短所として「1.脚力が必要」と書いたが訂正。

練習中に感じたことだが、従来のストロークではしていなかったフォアの回り込みが、このストロークではそれほど支障なく出来る。

その理由は打点が従来よりも後ろ側になる為かと。下のプロの写真を見ても、打点はほぼ肩の真横にあり、第二世代と比較すると多分

50cm位は後ろになっていると思われる。バウンド後のこの余裕は大変ありがたい。従来なら振り遅れとなる打球も支障なく強打できる。

脚力はあれば越した事はないが、第二世代と同等と最近感じる。

 

結局短所らしい短所は、「習得に時間が掛かる」の1点だけだが、他のショットも覚えるには時間が掛かるのは同じ。その意味では「短所は無い」に等しいが、

あえて挙げるとすると弱い打球は打ち難い。女性相手のラリーなど多少加減したい場合でも強い打球しか打てず、無理に弱く打つと自分のフォームが狂う。

一般的にアップで行われるミニストロークは最も加減を強いられる練習でストレスが溜まる。正に試合専用の打ち方と言える。

 

 

世界のプロの動向 2009/01/08

昨年(08)暮れのTVインタビューで世界の動向を聞かれた伊達選手は、「スピードテニス、パワーテニス」と答えた。その中にスピンのスも無い。

男子も女子も世界は“速さ”を求める方向に向かっていることは、試合の映像から推察しても間違いない。

 

ところが今のアマチュアには何故かスピンが横行。スピン(回転)をかける事は、エネルギーの一部を回転に使うことであるからその分スピードは落ちる。

過去、アマチュアの打ち方は、時間差はあってもプロを追随してきたが、プロとは反対向きになった今の状態は異常事態と言わざるを得ない。

日本のレッスンは、いつ正しい方向に向くのだろうか。

 

プロのフォーム追加 錦織、シャラポア 2009/01/03 (写真はtennis365より)

 

 

プロのフォーム(インパクト) 2008/11/08 (写真はtennis365より)

フォアハンド・ストローク  運動連鎖系の選手は以下のようなインパクトの印象になります。

 

 

バックハンド・ストローク  2ハンドの運動連鎖系は以下のような印象です。フォアもバックも皆さん似てますよね。1ハンドでは成立しませんので、

運動連鎖で打っている選手は全て2ハンドです。

 

 

新星 キャロライン・ウォズニアッキ  2008/10/27

デンマーク 18歳 177cm 58kg 2008年AIGジャパンオープンの女子シングルス優勝。フォアはご覧の通り。バックは2ハンド 05年にプロデビュー 

現在WTA13位

 


この選手のフォア、バックストロークは、第三世代の理想的な打ち方。アマチュア選手に大変参考になるはず。もし録画があればせひ観察していただきたい。

良いコーチと良い才能の組み合わせが、良い結果になる一例。(写真はtennis365より)

 

 

ストロークの変化 2008/10/27

テニスには色々な打ち方があります。何百年の歴史の中で少しづつ改良(主にプロが)されたものが基礎として広まり、今も多くのアマチュアに使われています。

その色々な打ち方の中で、近年ストロークの打ち方が劇的に変化しています。下表はその変化を、多少誤差があるとは思いますが手持ちの資料から

推測したものです。

 

変化が始まった時期

ストロークの打ち方

そのストロークで活躍したプロ選手

第一世代1974

スライス系主体

ローズウオール、ニューカム、コナーズ、キング、エバート

 

第二世代1974〜1984

軟式系のドライブ、スピン

ボルグレンドルエドバーググラフセレシュサンプラス、松岡、伊達

第三世代1985〜

運動連鎖系のフラットドライブ、エッグボール

ヤリードクーリエチャンフェデラーエナンクリスターズヤンコビッチミルザ、錦織等々

 

バックハンドを第三で打つ選手は全て2ハンドですが、第二の2ハンド、第三のおぼえ損ない、1ハンド等バックはさまざまに混在する印象がありますので、

バックを観察するときには注意が必要です。

 

現在の試合(シングルス)を観ると、第三世代を主にして、それが困難な場合に第一世代を使う方法が主流と感じます。特にランキング100位以内の選手の

フォアストロークは間違いなく第三世代。

 

ちなみにフェデラー選手は、フォアストロークは第三、バックストロークは第一と第二を使い、ナダル選手と対戦するときのバックストロークは、

(本人は第二で打ちたいが)第一で打たざるを得ない状況が多くなるようです。第二と第三は共存できません。どちらか一方に決める必要があると感じます。

その他の打ち方の変化は、ストロークにつられてドライブボレーのみが追加、変化している程度です。

“第○世代”の表現は、打ち方を解りやすく区別するため使っていますが、一般的には通用しません。

 

 

錦織選手 2008/02/21

日本の男子テニス界にやっと明るい話題が生まれた。マスコミが、得意のなんとか王子と付けそうな雰囲気だが、

これで少しはテニス人気が復活すれば嬉しい限り。

彼のストロークについて、フォアはともかくバックストロークが異質に見えるようでネットで色々な意見が出てきているが、私の見た目は、

錦織選手のバックストロークは理想的。フォアで使っている理論をそのままバック側に展開すると、ダブルハンドであの形になるはず。

彼はフォアとバックをまったく同じ動かし方で打っている多分世界でも希な選手かも知れない。

 

世界のトップ選手(男女)は基本的に皆同様の打ち方だが、バック(ダブルハンド)は微妙な違いもある。回転しながら横移動するタイプと、

コマのようにその場で回転するタイプ。特異に見える部分は、おそらく移動タイプを見慣れていると、彼のコマタイプは異質に見えるのかも。

更に、バックダブルハンドの選手の中には、覚え損ないのような選手も多い。なんといっても腕2本分の筋力があるため、どうしても腕が先行しやく、

するとフォアとバックで理論が異なり、彼の様には打てない。

 

なかなか習得に難しい新バックストロークだが、アメリカにその環境があり何故日本に無いのかは困った問題。日本生まれアメリカ育ちしか

通用しないとなれば、日本のコーチはお払い箱になりかねない。

 

 

昔の非常識と新常識 2008/02/06

昔から“体がひらく”と“手首をこねる”は、絶対にしてはいけないと言われてきた。今“体がひらく”は、新打法によって新常識になりつつあるが、

“手首をこねる”は現在も通用する非常識。ところがそれを最新の打ち方のように教えるレッスンがあちこちに存在している。

おそらく生徒本人は、不安定さが増していることを自覚しているはずだが、コーチの言うことを聞かない訳にもいかず困惑している方も多いはず。

テニス雑誌にも良く出る“パームアウト、エルボアップ”も同様で、まともに取り合うと“手首をこねる” に直結する。それはインパクトで時々刻々と

面の向きが変り、逆立ちしても“安定”にはほど遠い。教える側の非常識はいつになったら終わるのだろうか。

 

 

変化に対するコーチの対応

最新の打ち方のレッスンも徐々に増えつつある状況だが、その打ち方を習得出来ていないコーチも多いと思われる。コーチ自身も周囲のレッスンの

状況は気にしている。他のコーチの教え方が変れば、当然自分も変えざるを得ない。中途半端な知識のまま生徒に教えることになる。正しい見本が無く

理論も間違っていたら、生徒はお金を支払って、大変な迷惑を被ることになる。

 

レッスンのネタ元はプロの打ち方。それは、生徒の打ち方はプロの打ち方と同じ が原則。プロとアマチュアの違いは打球のスピードと回転量のみで、

アマチュアが同じ打ち方をすれば、スピードと回転数は落ちるがほぼプロと同じ印象になるはず。「プロだから打てる」などの言い訳はありえない。

よく解らんが、プロも打っていない突然変異の様な打ち方が氾濫しているような・・

 

 

運動連鎖は難解

最近あちこちのサークルを拝見すると、今風(プロ)のストロークを真似る方が多くなりつつある。レッスン生(多分)も同様にストロークが変化いる。

過去にもマッケンローの打ち方とか、ボルグが始めたスピンとか、グラフのスライス等を真似る傾向はあり、雑誌等でも頻繁に紹介され比較的真似が容易でした。

 が、最近のプロのストロークは従来とは異なり、正しく真似ることが大変困難。一見簡単そうに見えるが、見た印象と内容は砂糖と塩ほどの乖離があり、

実態を知れば驚愕するはず。

 

フォアを覚えるまでに私は約1年、生徒(女性)は1年半。バックよりフォアの方が馴染み易いが、従来の理論はまったく使えない。

スライスの方がスピンを始める 程度の変更とは質が異なり、テニス史上初の変革。だからこそ女性でもあれほどのスピードで安定して打てる、

エッグボールという今までに無いスピンが安定して打てることが可能になる。

 

 

サーブに運動連鎖?

あるテニス掲示板に「サーブの動作に運動連鎖を使うべき」の書き込みが出ていた。以前にもテニス雑誌等でも同様の記述があったがそれは間違い。

運動連鎖を使えるショットはフォア、バックのストローク及びドライブボレー(バックはダブルハンド)のみ。サーブの動きと運動連鎖の体の使い方は

同調しないはずです。

最近レッスン生に異変あり?と感じることがある。フォアハンドは最新理論で打ち、バックハンドは古い理論のままとう人が大変多い。フォアで良い

結果ならバックも同じ方法で打たせるのが自然のはずだが。

 

 

運動連鎖ストロークの起源?

Anders Jarryd(アンダース・ヤリード) スウエーデン 1961.7.13生まれ プロ入り1980年 ツアー通算67勝(シングルス8勝、ダブルス59勝) 

彼のフォアハンドストロークを、昭和62(1987)年6月発行のテニスクラシック別冊で石黒 修氏が解説している。「ヤリードは、ライジングボールの

ほぼ真後ろからラケットが入ってきて、フラット気味に捕らえるトップスピンが得意だ。大体オープンスタンスで入り・・・そのつま先でキューンと

体のひねりを戻している。・・・腕全体の遠心力でボールを打つのがヤリードの特徴だ。」手持ちの数少ない資料での分析は正確性に欠ける気もするが、

正にフェデラー、ナダル、エナン、クリスターズ等の原型と言えないだろうか。

 

 

運動連鎖

初めて「運動連鎖」と言う言葉を私が聞いたのは多分1995年位。当時あまりにも非常識なストロークの打ち方に、「こんな打ち方が広まるはずがない」と

たかをくくって、まったく覚える気がなかった。雑誌に掲載されているプロの写真にも変化の様子が反映されていたにも関わらず、気にとめることは無かった。

 ところがあるサークルで子供たちのパワフルな打球と打ち方をみて唖然。この打ち方を自分の生徒にも教えなくてはと慌てて自分の練習を始め、

暗中模索と試行錯誤を繰返しやっとフォア、バックのストロークが理解でき、打てるようになった。特に難解だったのはバック2ハンド。

 

それで解った長所が四つ。1.明らかに打球速度が向上 2.打球の安定性も向上(上下方向のバラツキが少ない) 3.相手にコースを読まれ難い

(特にストレート) 4.腕の負担が軽減するため非力な人でも強い打球が打てる。短所が二つ。1.脚力が必要 2.従来のストロークに馴染んだ人が

覚えるには根気が必要。

全体として、プロが採用し試合(シングルス)で使う意味が十分にある打ち方と感じる。諸外国のプロでは常識的な打ち方だが、日本のプロでは

あまり一般的とは言えないのは何故だろうか。特にバックハンドは従来型が多い。 今思うと、あの子供たちは正しい打ち方では無かったが、

私の目を覚ますきっかけとなった事は事実。感謝。

 

他コーチのレッスンも変化をしているが、レッスン生らしき人の打ち方を観ると私の打ち方を含め、巷に3種類ほどの解釈

(プロの打ち方の)があるように思える。他の打ち方は従来ストローク応用の感が強く、前踏み込みをそのまま使っている印象がある。

おそらく数年後には二つは淘汰され一つに絞られるはず。どれが残るか・・

 

 

 

 

以前の記事

 

回転ストロークの素振り 2022/11/04

素振りをするなら、正しい、最新のスイング・フォームで素振りをしましょう。   間違っていたり理屈に合わない振り方なら、振らない方が良いです。  取り返しがつかない

ことになる。   判る人に修正してもらって。   この打ち方で打てていない人には聞かない。  判らないことなので、誰に聞くかは大事なポイント。  

 

 

 

決まり文句 2022/11/04

ラリーで低い(速い)打球を打つと、「もっと高く」とか、「もっとスピン」と言われることが多いような気がしますがこの言い方は、従来(スクエアスタンス)のストロークの際によく言う

決まり文句です。   スクエア+腕振りの場合、高さ方向のズレが多いので打球が低いと、振り遅れた際にネットする危険性が増すので、従来はよく言う経験則。

 

しかし、回転ストロークの場合は(打てれば直ぐに判りますが) 外を廻すスイングなので上下のズレは少ない。   回転ストロークを目指す場合は私は言わない。  逆に、

不必要に回転を掛け球速を低下させてしまうことに繋がる危険性があるので、真面目に聞かなくて良いです。   スピードこそ最強です。

 

言った本人がどういう打ち方をしているか・で何を言うが決まるので、言う人の打ち方が最新かどうかもチェックしてみて。    

 

 

 

最近の学生さんのフォア 2022/10/30

YouTubeの学生さんの試合を観ましたが、コネ優先の打ち方はそれほど多くないんですね。 意外・・と言うより嬉しい驚き。  オープンスタンスで球速を優先して回転している人が

多いよう。   元気の良いテニスをしておられる様で、なんかホッとします。  フェデラー選手風があちこちに・・・

 

以前、男女若手のプロの練習動画を幾つか観たことがありますが、コネばかりで観る気も消滅しましたが、こちらは遥かに面白いし、海外と戦う準備が出来つつある感ありあり。 

 

正直、試合中の動画だけでは打ち方の詳細は判り難いので、打球とかフォームで判断するしかないのですが、雰囲気は良い。  少々のミスは気にせず、ひたすら引っ叩いて

ほしいです。    コネコネ時代はようやく終了しそうで、ほんと良かった。 (打球音は気に入りませんが)     最後まで悩みそうなショットは、やはりサービスですね。

 

カメラの高さも近さも良い。 打球が見易く迫力がある。  メジャー大会もこれを見本にしてほしいですね。 コート全部をカバーする必要なんてない。  この方がテニスの迫力が

よく伝わります。    学生の皆さん、頑張れ! 

 

ふと、

あの打ち方であの打球音だと、飛び過ぎの傾向はありませんか?  特に男性。  ポリとは思いますが、当たりが強くなれば飛ぶ距離は長くなります。   飛び過ぎを抑える為に打ち方を

加減するようなら本末転倒なので、テンションを上げて張替えた方が良い様な気が。    ただ、テンションを上げると全てのショットに影響しますので、慎重に前向きに検討して。

 

低い打球音の場合は腕の負担も増すと思うので、快適な打感になるまで固くした方が健全かと。  固く張れるショップでね。

学生さんのお蔭で日本テニスの未来が明るくなってきた。  

 

 

 

フォア 絶不調 2022/10/29

やっと元に戻りそう・・な感じ。  1年半かかりました。 

一昨年から練習環境を変えました。  家を空けられる時間が減ったので、今までの遠い場所から、近場の別サークルに。  そこからフォアが絶不調。

環境の違いと練習不足が原因と思うのですが、その内直るだろう・・とタカをくくっていたことが災いに。  まったく戻る気配がなく半年が過ぎ・・・自分に呆れましたね・・

 

改めて自宅で素振りを始め、やっとトンネルを抜けた  かな。   素振りの重要性を再認識しました。   とんだ道草を食ってしまいましたが、中断していたサービス素振り

(最後のまとめ)がやっと再開できます。  時間が掛かる・・・

 

 

 

見本 2022/07/11

アマチュアさんの見本は山ほどある。  トッププロは勿論、周囲の上級者の打ち方も、それを見ていると似た打ち方になり易い。  現状では、どれを真似するのか・で道は分かれます。

どこかで交合うことはありません。 乖離するばかりです。  以前にも書きましたが、どれを選択(真似)するかはその方の自己責任。  悩ましい状況になってしまいましたね。

 

個人的には、コネる打ち方はない・とは思うのですが、国内ではコーチ、テニス雑誌のお蔭でかなり広まっているので、日本は当分、変わらないだろーなーとは思います。 

 

テニス雑誌で思い出すと(2005〜2010年頃?)、ほとんどはコネる記事ばかりの当時に唯一、鈴木貴男プロだけは「コネてはいない」とコネを否定する記事を載せておられました。

これは嬉しかった。  冷静に分析されているプロもいると少し安心。     しかしその後もコネの記事は多かったので、せっかくの警鐘が役に立たなかったよう。

 

過去、ヨーロッパスタイルが広まれば、ローカル大会もサーブ&ボレー。 マッケンロー選手が人気になれば、ローカル大会も3〜5人はマッケンロー風。  錦織選手の超厚グリップ・・

アマチュアの見本は常にプロ・が当たり前で推移してきましたが、今回のフォアストロークは、コーチといえど簡単に真似できない。  なので、コネてごまかしたような記事になった

気がしますね。   多分、編集者の検証不足か思い込み。  あれよあれよと広まりもう戻れない・・

 

振り返るとテニス雑誌の中身は、現役コーチと雑誌担当者の合作(どちらが主導かはわからない)。  本来からいえば、ツアーに一番近いプロの発言が重要だと思うのだが、

私の観てきた範囲で鈴木プロしか記憶にない。  流れに反論するのは勇気がいることだが、他のプロは何故、鈴木プロに賛同しなかったのだろうか。  見て見ぬふり?

鈴木貴男プロの見識と勇気に敬意を表します。

 

頂上への道は1本しかない。  5年後、10年後にどのフォアが残っているのか、プロも色々なので予測は難しいのですが、より頂上に近い方が生き残るはず。  既に道を決めた方も

多いかと感じますが、見直すなら早い方が良いです。  気合入れてテニスをされている方には、テニス人生の岐路。  (頂上に近い・の意味は、原理が単純で理屈に合う の意味)

 

 

 

 

スタンスの再確認 2022/06/12

以前にも書いていますが回転のフォアに挑戦している方は必ず、オープンスタンスであることを確認してください。  一番重要な点であり難しい部分なのですが、

全身を廻すためにはオープンスタンスが必須です。   テイクバックから180度廻ることを目指して下さい。   必ず素振りで確認し、脱力できるまで反復することが大事。  

 

スクエアスタンスで上体を廻す感じ・の方が簡単なのですが、打球の威力は半減しますし、膝か腰を痛める危険性もあります。  スクエアでないとボールが飛ばない・・方は、

腕をコネていませんか?  コネると体の回転は中途半端になりますので、ご注意ください。

 

トッププロを観れば判りますが、ラリーはオープンスタンスが常識。  試合中なら、やむを得ずスクエアスタンスもありでそれを否定はしませんが、ラリーの主役ではない。

スクエアスタンスは既に時代遅れで、外国選手と戦える武器ではありません。 大砲と竹ヤリほどの差がある。   アマチュアの皆さんがストロークを変えたいのなら、

何を目指すべきかは議論する余地はないです。

 

 

 

ストローク動画公開の理由 2022/06/02

理由を一言でいえば、回転の証明 なのですが、

腕固定の回転に変更して十数年経過しましたがその間、あちこちのサークルさんの様子を眺めていると、回転に挑戦していると感じる女性もおりました。  

 

感の良い方は、プロの映像を見てポイントを理解し、自分の練習に取り入れる方もおられると思います。   しかし、従来の打ち方に馴染んだ人がそれを見ると、体の開きが

早過ぎるように必ず見えます。   せっかく最新の方向に向かいつつあった打ち方が、周囲の諸先輩からダメ出しされ、諦めざるを得なかった方もおられるような気もしたので、

動画として公開した方が・・・も理由の一つ。   

 

この打ち方の利点は数多くありますが、特筆すべきはストロークの威力が増し、利き腕の負担は激減。  すなわちエルボの危険性も減少。 かなり前の経験談ですが、エルボの女性に

回転フォアで手出しボールを打ってもらった処、“腕が楽〜”と。  テニス寿命を延ばすことに繋がり、高齢になってもテニスを続けることができる。   積極的に挑戦して頂いた方が

故障が少なく、張替えも継続するので私の収入にも良い。  

不慣れな打ち方はミスも多くなりがちなので、ベテラン氏には何かを指摘したくなる気持ちも判りますが、ぜひとも暖かい目で見守って頂きたいです。

 

「プロだから打てる」は、教えることができない言い訳。   体格的ハンデがある中で最低限、同じ武器を持たないと話にならない。  周囲の環境にこの打ち方が多いなら

本人も取り組み易くなりますが、残念ながらスクエア+コネが多い。  なので、目で見る機会を増やしたい・ことも理由です。

 

 

 

体 幹  2021/12/25

野球、ゴルフ、テニス等で上体を廻す、ねじるスイングが多くなり、伴って体幹という言葉がよく聞かれるようになりました。  体の中心部の筋力らしい

何故そのような論理になったのかは判りませんが私は、体幹を鍛えようと思ったことは一度もありません。 

 

ショットの習得で何が一番大事かと言えば、体の動かし方を覚えること。  動かし方が判らず何かを鍛えてもまったく意味がありませんし、効果もありません。 

体幹と動作は別な問題。  強くした筋力で打とうとしても、逆効果になりますのでご注意ください。  ラケットは筋力で振るものではないです。

 

私が今一番気を遣うことは脱力で、何かを鍛えることとは真逆。(勿論、フォームを守りつつ)  少し調子が悪い時など、力任せに体を動かそうとする傾向が

あるようで、今の気分は筋肉は邪魔。   

 

動きを覚えほとんどの筋肉を脱力し、安定して打てるようになった時点で必要と感じれば体幹を鍛えれば良いだけ。  当分、先だと思いますよ。

 

 

 

今の想い 2020/11/19

2004年頃、私が見本としたのはフェデラー選手。  今でも覚えていますがショックだったのがその球速! そして同選手のフォームの印象。 何これ・・です。

新しい原理(運動連鎖)のフォアに間違い無いと確信はしましたが、これを覚えて教えるのはもう無理とは感じましたね、歳も歳だし。  他のコーチはとっくに

覚えているはずだし・とも。  

ただ、打てる保障はないが試さずに終わるのも気分は悪いので2004年から取り組み。  ナダル選手のスピンに対する同選手のフラットドライブという名称が生まれ、

これが目指すべき道とは感じました。

 

当時のテニス雑誌は、フェデラー選手の画像を利用し腕をコネる解説が大半でしたが私は、コネると回転は掛かるが球速は落ちるはずなので多分、間違いだろうと。 

コネると同選手の球質にはならない。 フォームの見た目は似ているかも知れないが、理屈が合わない。  なので、連続画像は随分調べました。  

 

ただ、全てのプロが同じではないことにも気が付き、過渡期なのか、個人のクセなのか、コーチの違いか原因は別に明らかに異なるので、共通点のある選手らを

探して参考にしました。 当時は、フェデラースタイルはあまり多くはなかったような・・ スペイン ベルダスコ選手も強打では使うよう。

 

従来は前移動と腕の振り。 それとは異なる原理を探したどり着いた打ち方が、ここでも動画でも紹介したフォアの打ち方で、腕は振らずに体を廻すという解釈。

 

プロでも概ね2つのタイプが存在し、 @オープンスタンスで腕を伸ばす Aセミオープン程で肘を曲げる  Aもプロで存在しますので、プロの真似・の意味ではそれも

正しい。  アマチュアさんにも非常に多い打ち方なのですが、肘を曲げる理由は(従来の延長線上の)、腕を振りたい・が理由ですので、それが新しい原理に

基づいた打ち方と言えるのかは疑問。  私はお薦めしませんし、教えることもできません。

 

誤解されても困るのですが、ナダル選手もコネる打ち方ではありません。 フェデラー選手と同じ理屈でスピンを打っているだけ。 ただ、試合中は色々な打ち方はしますね・・

 

いつの間にかフラットドライブは聞かなくなり、猫も嫡子もスピン。  コネるとスピンにしからならないのでやむを得ないとは思いますが、皆さん一生懸命なので

否定は出来ませんし(余計なお世話)、目指す見本が違うなら当然の結果とも言えるので、ご自分の選択した道なのだろうと思うばかりです。

 

他にも、上体を廻しつつ腕も振りたいような中間的な打ち方もおり、良し悪しは別にその努力は凄い。  上級の方も、新しい打ち方を求めて必死です。  いずれどこかに

集約するような気もするのですが、時間は掛かりますね。  全てのプロを確認した訳ではないので断言はできないのですが、女子トッププロの方に腕を振らない選手は

多いような気はします。  プロも混沌としていますが、皆さんはどこに向かうのでしょうか。

 

 

 

スライスショット 2020/10/22

今までは、ストロークのフラット、ドライブ、スピンのテーマが多かったのですが、欠くことのできないスライスショットもあります。 バックが2ハンドになり使用

頻度はプロでも減っている印象ですが、サーブ&ボレー主流の当時はアプローチショット、低い打点、急場しのぎ等々に有効で、今でも打てないと困るショット

であることは明らかです。

 

フォアのフラット、スピン系は新しい運動連鎖(回転)が広まり、その流れでスライスも上体を廻して?とお考えの方は止めた方が良いです。 スライスは従来通り

フォアも片手バックも基本は横向きで前移動です。 両手バックのスライスは、私はあまり練習したことがないのでほぼ打てません。 プロを観ても、両手バックの

選手も、スライスは片手で打つことが多いですね。 多分、それが一番自然なのだろうとは思います。

 

特に片手バック スライスのストレート打ちは、キャリオカステップで後ろ向き(この場合は後ろ移動)の極めて違和感大なのですが、この不思議さはぜひ体験

して頂きたい。 回転してしまったら、この打ち方はできません。 先人はよく考えたもので全て理屈に合う。 他のショットも同じですが、無駄なことは何一つ

ありません。 基礎・基本のある意味、恐ろしさ・と言えます。

 

スライスショットとボレー(ドライブボレーを除く)は兄弟のような関係で、共にアンダースピンのショットです。  共通点が多いので、片方が打てるようになると、

もう片方のヒントになるとも思いますよ。

 

 

 

教える環境 2020/6/19

スキーのジャンプ競技で、スキーを揃えて飛べ・というコーチはもう存在しないはずですね。  いたとしても生徒は誰も行かない、勝てませんからね。

V字ジャンプが広まり、教える環境も変わり、そこで習った生徒は結果も出せている。   常に勝つことは難しいですが、表彰台に上がることも多い。

応援する皆さんは満足しないかも知れませんが、体格的ハンデもあり、ベスト4でも本来は十分。 最新の技能を教えられれば、日本人も上位で

活躍できることを証明しています。  水泳、卓球、体操等の他の競技でも同様ですね。

 

ジャンプの変化とテニスのストローク変化の時期は近いです。  共に30年位前でないかと。 ジャンプ界は大きく変わりましたが、国内のテニスはほぼ

昔のまま、相変わらず古いストロークを教えている。   この違いは一体何なのでしょうか。   保守的?変化が嫌い?解析が苦手?鈍感?見て見ぬふり?

古いストロークに少し手を加えた小手先の小細工でごまかそうとしているように見えてしまいます。 それでは勝てませんね。

 

運動連鎖という言葉を聞いてからもう20年以上は経過しています。   おそらくプロの変化が認識され始めた時期とは思いますが、 私自身は2004年当時、

新しいストロークの導入にかなり遅れてしまった・と少し焦っていたのですが、未だにスクエアスタンスで教えるコーチがいるとは・・信じられない。 

それも牽引するはずの組織のトップでさえ変化なしでは、周囲が変わるはずもない。   堂々と紹介する雑誌もあるのでその点も驚き。  何が最新か理解できて

いない様子で、異常としか言いようがない。 

 

指導員資格もありますが、基礎、基本に加えて最新技能を教えるのがコーチですので、その役割を果たせないなら存在の意味が無いですね。  

 

IMGに頼る情けない状況ですが、他の組織で出来ていることが何故、国内のテニス界で出来ないのか。  これから先、どうするのでしょうか。 時代に付いていけない

組織は不要ですので、ダメ元で変えてみては如何でしょうか。  既にダントツの後進国なので、失敗してもこれ以上悪くなることはない。

 

 

 

日本女子のストローク 2020/5/26

スクエアスタンスの欠点は、打つコースが相手に読まれ易いこと。  オープンスタンスならその心配はいらないので、どちらが試合向きかは明白。

打てるなら、両手であっても回転で打つ方が有利ですね。  フォアにしてもバックにしても、もうスクエアスタンスの時代ではない気がするんですが、

教える人の打ち方に変化はないようです。  

 

You Tubeで、土居選手と日比野選手の練習動画を観ましたが、 

土居選手のバックは両手でスクエア。 フォアはオープンだったり、スクエアだったり???  何それ・・ 迷っているような感じ。

 

日比野選手はフォアも両手バックも基本スクエアですね。  フォアは激コネ・・あれで良いの? コネるとボールは飛ばないから、スクエアの前移動で

補う感じなんですかね・・驚きました。   コーチの指導に従った結果とは思いますが、手首を痛めそうです。 

 

テニス雑誌に登場するコーチですら、スクエアスタンスで上体だけ捻り腕をこねる打ち方が多いので、教える側がこれでは日本の未来はまだまだ暗い。 

ため息がでますね。

 

 

 

片手バックハンドのストローク 2020/5/11

ワウリンカ選手が有名ですが動画を確認すると、彼独自の印象がありますね。 他の選手より上体が先行している印象ですが、テイクバックの

形に原因があるような気がします。  同選手のスタンスは他選手と同じクローズドですが、クローズドにする目的は、上体は絶対に正面に

向けたくない・ですので、廻したくないスタンスにも関わらず上体を廻す・・のかなり異質です。 でも上位で活躍しており、結果オーライなのかな・・と

感じるので、ワウリンカ選手の個性と考えた方が良いですね。

 

上体の回転は、素振りで確認してもすごく微妙なバランスの上に成り立っている感じがしますし、肩を痛めそうな気も。 理屈に合わないような気も

するので、アマチュアの方は真似しない方が良いと思います。  私はやはり、フェデラー選手らの上体は廻さない・が安定すると。 スタンダードですね。

 

フォアほど簡単ではないが両手バックなら回転も自然で理屈に合う。 ただ、両手でスクエアの男子選手も多いので、両手なら特に廻らなくても支障ない

様な気もしますね。 女子は両手で廻る選手も多いので、どっちが良いのかは正直、よくわからん・・現在私は、両手で廻る練習はしています。

フォアと同じ運動連鎖で打ちたいなら、両手にするべきとは思います。 ただ、これも一筋縄ではいかない感じ。

 

スクールで片手バックを希望する生徒に対し、コーチの方針は統一されているのでしょうか? テニスを教えるのであれば、この点の方針も統一されて

いなければ生徒は混乱します。 あるコーチは体を廻せ、別なコーチは廻すな、ではスクールとは言えない。 ワウリンカ選手の存在が邪魔になる気が

しますが、本人は最善を尽くしているだけなので、教える側はよく分析して方針を決めた方がよいですね。

 

 

特に注意 2020/4/26

スクエアスタンスのまま上体を廻すことだけは絶対に止めて下さい。 腰、背中、膝のどこかを痛める危険性があります。 必ずオープン

スタンスにして。 セミオープン・などの話もあるようですが、ダメです・と断言しておきます。

 

ついついやってしまうのがスタンス。 上体を廻すことに気を取られるとスタンスは無防備になりますので、まず素振りです。 素振りでスタンス・

上体・動き方を体に馴染ませてください。  フォアを打とうとしたら、足は勝手にオープンスタンス・になる位まで素振りしないとダメですよ。

 

スクエアスタンスのまま上体を廻せたとしても、おいしい部分は何もありません。 純粋なオープンスタンスで廻らないと、メリットが出てこないのです。

故障して終わり・になり兼ねないので、スタンスは特に注意してください。 

 

ラリー練習の中で、たまたまスクエアとかセミになってしまうことはありますが、流れの中でそうなっただけで、意識的にそうした訳ではありません。

 

 

 

 

動画の補足3 2020/5/5 どうしても書いておきたい練習環境

2008年8月 練習場所を探していた時に見つけたお客様のサークル。 そこは、2時間は自由練習のみで、ラリー好きの若い男性が多い。オム二コート。

1対1のラリー練習が多く理想的な環境^^。 リーダーに許可を得て入会。 ここで週1の1.5〜2時間をほぼラリーに費やした。 男性ばかりなので、

加減せずに好きなだけ打たせてもらった。これが習得に非常に役に立ったと思う。 このサークルがなければ習得できなかったかも。 感謝しかない。

唯一の問題はショートラリーやりたがりが多い・・・ 

 

サークル練習日以外は素振りと壁打ち。  廻って打つ感覚は壁打ちが初体験。 明らかにパワー感も増し、この方法で間違いないだろう・・と確信はもてた。

それでも壁打ちは打てるが、ラリーは打てない・・の未完成な状態が1年。  壁打ちの感覚をひたすらラリーに展開した感じ。 不調のときは翌日、直ぐに壁。

満足する打数は徐々に増えてきて、トンネルの向こうが見えてきた感じ。 まあ、1年間よく諦めなかったと褒めたい。

 

覚え始めはズレやすい。 何か変?になると横のスペースで素振り、フェンスに向かってネット打ち。 忘れると困るのでボレー、サービスの素振りもしたが、

試合形式は申し訳ないが一切拒否。 試合形式はズレが大きくなる。  ラリーに集中した方が習得は早いに決まっていますね。 

 

今は大分落ち着き、ズレも少なくなった。ズレても素振りで直ぐに戻せる。 諸般の事情で練習の切り上げも早くなり、練習時間も減ってはいるものの、

このサークルは辞められん。 教え魔もいないので12年もお世話になりました。  練習の環境は大事。

 

補足  この打ち方はとにかくパワーが増すので、柔らかいストリングもしくは低いテンションでは打ち難くなります。 

その1 飛び過ぎる問題  当たりが強くなるので、今までより飛びます。 更に、慣れない段階では早く廻りがちなので、それも追い討ちで更に飛ぶ。

飛びを抑えるために動作を調整するのは本末転倒ですので、すぐに硬く張り替えです。 

 

その2 打感の気持ち悪さ 当然ですがたわみが深くなるので、もっちり感というかグニャグニャの気持ち悪い打感になります。 カンとかパンという短く

気持ち良い打感にはならない。前腕の負担も高くなるはず。コースもズレる。 これも張替えを薦める理由。  なので、用具を変えなければ、

覚え難くなる可能性が高いです。

 

以上、ストローク 第3の選択肢 運動連鎖の補足と解説でした。

 

何も変えないのか、コネて打つのか、運動連鎖(回転)で打つのか、は皆さんの自由です。

 

 

 

動画の補足2 2020/4/28

ヒモ付き棒 2004年頃、自分の素振り用に腕を固定する道具が必要と思い製作。   正直、使って最初の素振りは未経験の違和感。 信じがたいの

一言だったが、この構造で正解だった。   原理の証明にも使える。 生徒さんには最初に付けて廻る感覚を覚えてもらう。 ズレたらまた付ければ戻る。

 

一回転フォア  練習回数が減った際、早く感覚を取り戻したいために始めた。  アップのラリー中に棒は使わず時々やっている。 やり過ぎると目が廻るので、

感覚が戻れば終わり。  意外に時間的余裕はあるので、ある程度まで速いラリーでも対応できそう。  これも原理の証明に役立つ。

 

肘を伸ばしている選手(フェデラー、ナダル両選手等)はその気になれば直ぐ出来るはずだが、肘を曲げている選手は一回転フォアは難しいと思う。

 

スピン 打つ練習は一度もしたことがない。  未体験の球速が楽しくてひたすらフラット。   たまたまベンチで休憩していた友人からスピンを打って・と

言われ、球種の理屈は理解しているのでやってみたら打てた。   フラットよりは疲れるので、数は打ちたくない。   回転の軸がずれる感じはある。

練習量が増せば回転数も増す気はするが、だから何?的。   所詮守備的な球種なので、積極的に打つ気にはならない。

 

回り込みのフォア 動画にはないが、フェデラー選手の「そこまで行くか?的廻り込みフォア」の真似。 初めて観たときは衝撃。  スクエアスタンスの

当時は、回り込みフォアなんて一度もない・にも関わらずやってみたら、なんだ、できるじゃん・・の不思議。   フェデラー選手ほどの遠距離出張はないが、

廻り込みのフットワークが運動連鎖に合っているのか、自然にオープンスタンスになるのかは判らないができる。   その代りフォア側に走るフットワークは、

オープンスタンスをとることが意外に難しい。 これは素振りで随分練習はした。  バックハンドの打数が明らかに減っているのは困りもの。 

 

ショートラリー(ミニスト) コネコネの元で諸悪の根源だが、他のメンバーはやりたがるのでしぶしぶお付き合い。   飛びを抑えることに必死。 フォームを

崩さずするにはゆっくり廻るしかなく、腕が出てせっかく覚えたフォームが狂う。   フォームを崩さずこなすことに2年位掛かってしまった・・  元々はアップと

して有効だったが、誰かがスピンの練習にすり替えてしまったよう。   コネが広まった最悪の事件と感じる。

 

ショートラリーは、最新のストロークにはまったく不向きで、これを行っている限り運動連鎖のストロークは習得できない。 今でも多くのスクール、サークルで

行われている様だが、継続する限り日本テニスの明るい未来はないと思う。 

 

打球音 運動連鎖で打つと、打球音が少し変わったことが自覚できる。 当たりが厚いというか強いというか音が大きいというか。   この変化も練習の

安心感に繋がる。

 

 

 

肘の話 2020/4/20

以前テニス雑誌に、プロの肘の形をストレートアームとかダブルベンドアームと表現した記事が載った。 最新の打ち方にも肘の使い方に2種類ある

という内容かと。 肘を曲げるプロも多いのだが正直な感想は、似て非なるもの。 極端に言うと別物。 

 

私も1年目のボールとの距離感は、スクエア当時と同じでせざるを得ないので肘は曲がっていた。 2年目から肘を伸ばす練習(打点の調整)を

始め、伸ばして打つ感覚が判った時に、今まで(曲げる)とは違う・と気が付いた。 下半身を動かすタイミングが違う、あちこちが少しずつ違う結果、

何より打球のパワーにかなりの差がある。 肘を曲げると普通の打球、伸ばすと別世界で、主役が入れ替わる感じ。 肘を伸ばしてやっと本来の

運動連鎖の形ができた気がする。

 

普通に考えると、体を廻しながら腕を振れば更にパワーが増しそうな気がするが、現実は逆。 この辺りは解説ができない不思議な部分。 腕を静止した

筋力と腕を動かす筋力の差のような気もするがとにかく、腕を前に振ると球速は確実に落ちる。 習得するなら、肘は伸ばして振らずに廻る練習するべき。

その意味で肘を曲げている選手は、運動連鎖としては完成形ではないと思う。 曲げる、曲げないだけで他は同じに見えると思うが、中身は変わるし

結果も大きな差が生まれる。

 

肘を伸ばすと、当たり前だが打点は遠くなる。 ボールとの距離を少し広げるだけ・なのだが、これは最後まで苦しむ。 距離感は簡単には変えられない。

つい慣れた打点に行ってしまう。すると伸ばして打てない。 肘を曲げるプロが、どのような経緯だったのかは知る由もないが、機会があれば(ないか・・)

錦織選手に聞いてみたい。 

 

打点が遠いことは習得するときはデメリットだが、遠くなった分、ボールに近づかなくて済むのでフットワーク上は少し有利に。 新しい打点は、従来の

スライスの打点とも異なるので、従来の打ち方なら従来の打点、運動連鎖なら少し遠い打点、の使い分けが必要となる。

 

通常、肘を伸ばして打つ選手も、試合中なら緊急避難的に肘を曲げて打つこともあるはずだが、それは応用であり、望んだ打ち方ではないことも

プロの画像を観察する際に注意して欲しい点。

 

 

 

動画の補足 2020/4/20   ユーチューブに補足説明の動画をアップした方が良いとは思いましたが、家庭の事情で無理そうなのでこちらで。

正直な処2004年以前は、今更フォアの打ち方を変える気はまったく無く、運動連鎖なんてめんどくさいショットが出てきたな・・程度の意識。 しかし

コーチの看板出してるし、主流ではない古い打ち方を生徒さんに教えるのは詐欺に近いし・・困ったな・・コーチ辞めるか・と考えたことも。

 

2004年6月からとりあえず勉強・・と、当時のテニス雑誌のフェデラー選手の画像を観察。 腕を固定して上体を廻す・ことは判った。 だからオープン

スタンスなのか・・  ただ、今までは腕を振ることでラケットを振る・が常識で、中身がまったく違う。 フェデラー選手の試合を見ても、明らかに印象が

異なるし打球も違うが、そんな理解で正しいのだろうか?にわかには信じがたい。 腕を振らずに何で強い打球が打てるのか?の不安ばかり。

 

一方でコーチとしては、それまでのスクールを辞めヒマだったので、何かを始めるには好都合な環境。 レッスンを持ちながらではどうなっていたか判らない。

自分の打ち方が不安定な状態で何を教える?  安定してから教えた方が良いに決まっている。  自分が打てなければ生徒の修正もできないはずだし、

生徒の何を見て何を言うのかも判らんはずだし・・

 

色々ゴタゴタがあり実際に自分の挑戦は2008年8月から。 何となく良いかな?と感じたのは2009年8月。丸1年。 その間素振り、壁打ち、ラリーの

繰り返し。 (今思うと、壁打ちよりは、ネット打ちの方が良かった・・)   二年目頃から、テイクバックをどうする? 肘を伸ばすには? 等々少しづつ修正を

加え結局、レディポジションからのスイング全体が纏まるまでに大体3〜4年位。 肘を伸ばしボールとの距離の微調整は、油断すると今でもズレる。

教えてくれる人はいないので、手探りはとにかく時間が掛かる。  その分生徒さんは半年〜1年で纏まる。(やる気次第ですけど)

 

素振りをやりたくない人は、習得は逆立ちしても無理なので諦めて。 素振りの数と習得までの期間は反比例します。 素振りをせずに肘を伸ばして打とうと

すると、胸筋を痛める危険性があるので止めた方が良いです。

 

今年で12年目。 スクエアのフォアはもう打ちたくない。 何が良いかはまず腕が楽(エルボが完治)、打球の安定感は驚愕、球速も今が最速、スピンも

打てる、相手はコースが読めない、打点も高い(肩まで)。正に試合向きで、プロで広まる訳だ・・  更に、男女差が少ない、多分、テニス寿命も10年くらい

延びる等々メリット山盛り。  覚える時間は掛かった(唯一のデメリット)が、別世界というか不思議な世界。 疲労してから最速が出る。何だこれ・・ 

狐につままれたような経験がやたらとある。 

 

しかし、どういう理由でこれほど良いのかが正直、判らない。 体幹トレーニングはやったことない。 脱力感とかクネクネ感は初体験。 足の筋力で振っている

感じなのか・・動かす関節が少ないので安定するのか・・理由はともかくこの運動連鎖のフォアは、新しい基礎・基本の誕生であることは間違いない。 

 

打てるようになるとは思わなかったが、取り組んで良かった。 教える際も、スクエアスタンスのフォアは選択肢から除外です。竹やりと大砲くらいの差がある。

まったくお話にならない。 頂上までの到達時間も、運動連鎖の方がシンプルなので短い。 この期に及んで、スクエアスタンスで教える・は、ないですね。

 

テニス経験がない・か、少ない非力な人の方が習得は早いが今後、コーチ含む上級の方達は、習得には相当に苦しむはず。 頭は理解できても、体は

言うことを聞かずつい腕が・・のパターン。  練習中の一定期間は初心者レベルになってしまうので、抵抗感も半端ない。 過去に例がない位の上級者

受難というか淘汰の時代に突入したと思います。

 

動画の補足と言っても体験の概要のみで、纏まりの無い内容にしかなりませんが、ご参考になれば。

 

ストローク動画のYouTubeアドレスを載せますので、ご参考にしてください。 →→ https://www.youtube.com/watch?v=_Ym8mWdb0h0&t=61s

 

 

 

目をさまして欲しい・・ その2 2020/2/25

Aは、コネコネさんが目指しているエッグボールの弾道。 比較的速い低い打球で、ベースライン付近で急に落ちキックする。

テニス雑誌等でもてはやされ、私の周囲でも、コネコネしている人は大体こんな飛び方。一見、試合で武器になるかも・・ですが、

コネコネ始めてから試合の勝率が下がった印象はありませんか?

 

昔(はっきりしないが15年位前)、Aを打つ30代位の男性とラリーをする機会がありました。 自コートは生徒の女性と私が

交互に男性のボールを打つ1対2のラリー。 さすがに最初は、あまり経験したことがない打球なので戸惑いましたね。バウンドも

少し横に跳ねるし。

ラリーが終わって男性が帰った後で、その女性曰く、あの打球は嫌いではない と。 私も同意見でむしろ好き。 何故だか判りますか?

 

エッグボールには致命的な欠点が二つ。

その1 まずバウンドの高さ。 低い弾道で飛ぶことは当然、バウンドはそれ以下の高さですので、相手にとっては胸とか腰の打ち易い高さに

なります。フラット系が打てる人にとっては好都合。

 

その2 急に落ちてバウンド・の意味は、急に跳ね上がる・の意味です。 垂直とは言わないまでもその場で止まっているように見える。

つまり、少々フットワークが悪い人でも、楽に追いつくことができる。 フラットとかドライブのように、バウンド後に速く通過する印象はない。

なので、「嫌いではない」 のコメントになったのです。要するに、バウンドのキックに慣れれば良いだけの話。あとは楽チン。

エッグボール同士でラリーしているなら判りますよね。  超アングルでも打たない限り、エースは取れません。

 

ナダル選手がフェデラー選手に対して勝率が良い理由は、高いバウンドです。フェデラー選手を含む片手バックは、高い打点が苦手。肩付近で

もう打てません。 フォア側でも、顔付近の高さになると、スイングし難くなりますので打ち難くなります。 ナダル選手は、フェデラー選手の弱点を

知って、高いバウンドのスピンを打っている。 皆さんの打球は、相手の顔辺りまで跳ねますか? 

 

178cmの錦織選手が、少しジャンプしながら顔付近の高さをフォアで打っている画像をよく見ますがそれは、相手のバウンドが180cm位の高さBの

意味です。 それ位上がれば効果もあると思いますが、低いエッグボールでは、逆立ちしてもそこまで上がりません。

 

エッグボールなんて踏んだり蹴ったりですよ。腕が疲れるし、ストリングは切れるし、ラケットは折れるし、なにより勝ち難いはずだし。 良いことは何も

ないと思いますけど、後は自己責任で。

 

 

目をさまして欲しい・・ 2020/2/19

プロはそう見えてしまうこともあり、それを堂々と広めるコーチ、テニス雑誌もあるのでやむを得ないが、コネコネ(前腕を廻す人)が多い。

以前は若者だけだったが今は、年配者も女性もとにかくコネコネ。 あっちでもこっちでも腕をコネるを優先。まずコネコネありき。

もはや私は超少数派、変人的存在のようにも感じてしまう。 しかし、プロも色々だがよく分析すると、皆さんのようなコネは

ランキング上位には見つけることはできない。

 

もし、コネコネがプロの現実なら、その最右翼のナダル選手。 コネてるように見えますか?この約2/1000秒後にはボールは飛び出します。

面がやや下向きなので球種はスピン。 これがコネている最中なら、ラケットトップはもっと上がっているはず。 インパクトの時点でその様子が

見られないなら、コネは無いです。

この画像はどこから拝借したのか忘れた・・

 

アマチュアの皆さんが何故コネるかと言えば一見、トッププロ風のフォアになったような気がする から。  何しろ簡単でそれほど苦労しなくて

済むのだが落とし穴があり、ストリングは切れ易くなり、コネ易くするためテンションを下げる傾向で、その結果腕の負担は増しエルボが増える、

テニス寿命は短くなる・・

なにより、練習の単調な打ち合いならまだしも、試合の緩急入り混じった状況でのコネは不安定そのもの。  コネるな・は昔からテニスの常識です。

 

確実に言えることは、前腕のコネコネと体の回転は両立しない。コネ動作が始まると上体の回転は止まるので、純粋に回転で打つことはできない。

最も良い見本は今でもフェデラー選手。強気の時のベルダスコ選手も良い。女子の方が良い見本は多い。

コネコネを推奨した関係者さんはどう責任を取るのだろうか。もう完全に手遅れ。

 

 

 

新ストロークの経過(11年目) 2019/1/2

フォア: 慣れた実感。ただ手抜きも覚えてきた。今は帰宅の時間に追われ練習時間が減少。1時間弱の時間内では、

本来の状態には戻らない感じで、全体が脱力するまでには至らない。

 

バック: フォアを打ちたい気持ちが強く当然、バックは打数が減る。フォアから1年遅れで始めたバックだが進捗が遅い・・もう10年。

亀の歩みかと。片手から両手回転への変更は、こんなにも時間が掛かるのかと。左手のグリップ感が  身に付かない そもそも練習量が少ない

最近、テイクバックを少し変えたところ良い当たりが増えてきたが、微妙に手打ち感が増した。 これで良いのか迷うが、

素振りで確認してみるかと。 近くにオートテニスがあればもっと早く習得できるのに・・と。

 

 

新ストロークの悩み 2015/08/31

フォアストロークに関し困ったことは打球が強過ぎること。1対1のラリーでこちらが好きに打っていると、相手は合わせるだけで練習にならない。

かと言って加減すると、こちらの打ち方が微妙に狂う。本来は全部打ちたいが、1時間の練習でもフルの打数はそれほと多くは打てない。

 

教えた生徒にも類似の状況がよくあり、最大の問題は上体が回らなくなる その為に腕が出る の状態がよく発生する。

悪い状態もその生徒にとっては良い経験で、狂いが自覚できるようになると自ら修正もできるようになる。が、あまりにも気を使う相手とはラリーは

しないように・・とはよく言うし、自分もそうしている。

 

 

こねるフォアストローク 2014/05/19

フォアストロークでプロの真似が広まっているが、身に覚えがある方は一度冷静に考えて頂きたい。

見た目だけでの真似では1種の球種しか打てない。フェデラー選手のようなフラット系は打てず、ナダル選手のような高いスピン系も打てない。

単にこねるだけでは非常に偏った打ち方になるだけ。

 

更に、前腕の負担が極めて高くエルボの危険性が増し、ラケットの割れも増しているような兆候もある。

錦織選手は過去に肘を手術し、ジョコビッチ選手も前腕を痛めた様子。ストレッチ十分のプロでさえ障害の頻度が高い。アマチュアの確率はもっと上がる。

 

トッププロも様々なクセを持っているため、特定の一人を真似るのではなく、平均的に主体となる動作(原理)を見極めて欲しい。男子より女子

トッププロの方が理想形に近いと感じるし見極めやすい。

 

 

新ストロークの経過9年目の2) 2013/10/16

バックは最終的に、テイクバックをループに変えて球速が増した。スイング全体もスムーズ。左腕、肩も張りが取れ楽。ラリーに十分使える。

空き時間はひたすらフットワークを入れた素振り。やっと完成が近づいた気がする。

 

ただ、ここ数ヶ月のバックは、非常に細かい調整を行った。テイクバック開始のラケットの向き、左手首の角度、右手と左手の関わり等々。

それらを守っても、慣れて脱力ができないと良いショットは打てないから時間が掛かる。

修正・・素振りで慣れる・・打てなければまた修正・・の繰り返し、結果として長く悩むことになる。

 

この打ち方に変えてもう足掛け9年(実質5年)になるが、フォアで概ね感触が判っていたにも関わらずバックでこんなに悩むとは想像もしなかった・・

 

 

新ストロークの経過9年目) 2013/03/06

フォアは実質4年経過し、フラットもスピンも自由に打てて安定した状況。

バックも安定する方向で球速も増しているが、左腕前腕の筋肉に張りがあり肩にも痛みが出ている。打てる嬉しさで打数が増し、左腕の負担が

増しているような気がする。イマイチ下半身の動き出しが遅いことが原因にようだが、右腕はエルボも忘れたが、左肩はストレッチが欠かせない。

 

バックに集中できることは気持ち的にもかなり楽。最近ふと感じたが、ストロークに集中し過ぎたせいかボレー、サービスのフォームがかなり

ズレていることが判明。フォアのスライスも開き気味・・それぞれの素振りが大事。Sさんはむしろフォアよりバックが安定。

 

 

超短期レッスン 2012/12/04

数ヶ月前、女性から超短期(約1ヶ月間)レッスンのご依頼があった。

あまりにも短いので相談の上でフォアストロークだけに絞り、週1で3時間レッスンを計5回(計15Hr)を実施。最後になんとかオープンスタンスの

最新フォアストロークが70〜80点位の出来。ボレーで繋ぎビックリする位の強打でそれらしく打てている。

 

初回の印象は、腕が体の後を回って出てくる女性特有の状況。時間的な不安もあったがしかし、予想以上に習得が早かった。思えば期間中に

この女性から質問メールが多数あり、教えた素振りを自宅で相当にこなしていた様子。回を重ねる毎に素振りが変ったことが判る。やはり、

従来ストロークより最新ストロークがシンプルな分習得が早い。

 

通常、フォアストロークだけでレッスンすることはまず無い。しかし他のショットが混在すると、個別にどの程度時間を掛けているのか判り難くなる。

ショットを絞ると習得時間が明確になったことは、当方にとっては良い経験。

今回改めて再確認したのは素振りの重要性。運動センスの良し悪しは障害でなく、正しい素振りをすれば打ち方は確実に変る。

 

 

補助器具 2012/11/19

最新のスイングができるかのような宣伝文でスイング補助器具が売られている。重さが倍ほどのラケットとか棒状で重りを付けたり短冊を付けたり・・

しかしそもそも球種、打ち方とは、体をどう動かすかがポイントで、ラケットとか器具の問題ではない。何かを振ることで正しいスイングを覚えられることは

なく、逆に覚え難くなるはず。ボールをつぶすラケット・・とかも打ち方の問題であり、あるはずがない。

正しいスイングを教えることができるコーチに教わるべき。

 

 

順序が逆 2012/09/14

「インナーマッスル・体幹」の文字がテニス雑誌等で頻繁に書かれているが、ほとんど意味が無い。

どんなショットであれまず、打ち方・体の動かし方を覚えることが最優先であることは当たり前。打ち方を覚えた段階で、必要と思うなら鍛えれば良い。

 

しかし、打てない人・動けない人が何かを鍛えれば打てる・ような誤解を与える表現は迷惑そのもの。動けない人は、何を鍛えても打てようにはならない。

鍛えれば打てる・の根拠などあるはずがない。

 

体を鍛えることは、人生において何かの役には立つと思うが、筋肉質のプロ選手を見て書いたなら、あまりにも短絡的。鍛えるヒマがあるなら、

正しい打ち方の素振りをするべき。

 

 

新ストロークの経過(8年目の2) 2012/09/07

掲題ストロークの習得が何とか落ち着いた。フォアはフラット系からスピン系の打ち分けも可能になり、グリップとスイング軌道の関係がイマイチだが、

数打の調整でなんとか選択ができる。調子が悪くても修正も早くなった。相手もあることで常に100%で打つことは出来ないが、気分的には

かなり落ち着いた状況。

 

バックはフラット系が主で、球種の変更はまだ困難。何かを調整する余裕もまだ無くひたすら打つのみ。時折スピン系にトライしてはいるが、

体を廻すことと両手のバランスが実に難しい。かすれた当りが増す。

 

オープンスタンスで体を廻す打ち方は、意外に緊張に弱い。上半身の脱力が必須のようで、緊張するとそれが不足する。特にフォアは影響が顕著に

出易いような感じ。バックは両手のせいか強制的に捻る感じでそれほど影響はないような。

暑いので素振りも控え気味・・フォアはその影響もあるかと。

 

 

千葉市Sさんの状況 2012/06/19

Sさんも既に9ヶ月目。今はフォアとバックがほぼ同時進行の状況で、遅く始めたバックがフォアのレベルに追いついてきた。明らかにバックの習得が早い。

やや足踏みと微調整に時間が掛かったがフォア、バックストロークを同じ運動連鎖で打てていることは、我ながら驚き・・

最近、レッスン日に雨が多い為、それなら・・とオートテニス練習を実施。生徒が打つ後姿を見ることは今だかって経験したことが無いが、驚くほどよく判る。

実に新鮮!すぐ後で指示も出来る(うるさいかも知れんが・・)。打ち方の最終調整には極めて適した方法と実感した。

 

Sさんのフォア、バックの最新ストロークを覚える段階はほぼ終了で、今後はラリーで経験を積むことが大事になるが、練習量はこちらより多いようで、

下手をすると追い越されるかも・・暗中模索で実質5年掛かったが、9ヶ月で生徒がほぼ習得できたことは、取りあえずは一安心。平坦でなかったけど・・

 

試合に向けて後はサービス(1st、2nd)があれば今は戦える。今後はサービスに絞ることが可能のため習得が加速するはず。

 

 

新2ハンドバックの経過(8年目) 2012/05/15

最近は教えてもらったオートテニスに通い、2ハンドバックの練習のみ実施。オープンスタンスにも大分慣れ、ラリーでも球速が上がってきた。

打点は過去に経験したことが無いほど後。良いと思って振ってもクロスに引っ掛けることが多く、劇的振り遅れにしないとストレートに打てない・・

この感覚は中々馴染めない。フォアとバックに実質5年(延べ8年)も掛かったが、諦めないで良かった。今思うと根性あったな〜と。

 

改めて、腕2本を固定して廻るというのは、本能に反するような何とももどかしい。人間には合わない様な気もするが、Sさんは気にせず打ってる・・し、

始めからやれば自然なことなのかも。

従来の1ハンドもしくは2ハンドバックに慣れた人にとっては、信じ難いショットであることは明らか。プロの卵にとっては、役に立つのか判らないショットに

時間を費やすヒマは無いはずで、現状がバラバラな理由も納得。もはや如何に慣れるかが勝負で、数打つしか方法は無い。

 

しかし今になると、何で今まで打てなかったのだろう・・の思いが強い。多分、どこか一つでも問題があると打てない。打てるということはスイング、動作、

タイミング等の全てがある範囲に纏まった結果と感じる。覚えることが困難な打ち方であることは間違いが無い。

 

 

驚く取得の早さ 2012/02/13

マンツーマンで教えている千葉市在住のSさん。週1回2時間。現在まで約5ヶ月間で18回終了。フォアストロークとサービスから始め、最近は本人の

希望でフォアとバックのストローク練習が多い。

 

36時間だけだがなんと運動連鎖フォアストローク(トッププロと同じ)はほぼ完成。打球も十分に速い。安定にはもう少し時間が必要だが、ラリー練習を増し

部分的な修正で問題ないはず。バックストロークも多分、あと数回・・の、こちらが唖然とするほどの習得の早さ。

 

2ハンドのバックストロークは当初、従来のスクエアで打つかフォアと同じオープンスタンスの運動連鎖で打つか本人も悩んだが、フォアと同じ方法を選択。

練習数回の印象ではフォアの時よりも安定感は高く、今のところは良い選択と感じる。

男女を問わず日本人で、2ハンドバックでオープンスタンスのドライブが打てるのは多分、彼女が第1号のはず。

ちなみに下のPTRに掲載された女性のフォア、バックストロークは肘を曲げるタイプだが、彼女は共に伸ばす。理想形により近いフォームで完成しそう。

 

本人は過去にソフトテニスの経験があり、硬式はスクールで2ヶ月間。スクールを継続しながら当方のレッスンを5ヶ月でほぼ白紙の状態から始めた印象。

やる気は十分で素振りもかなり練習している。論理的でコーチの説明に納得できなければ食い下がるシングルス指向が強い女性。ちなみに出身は福島県。

 

サービスは当面プロネーション優先だが、体を動かすのは難解でもうしばらく基礎練習が必要。本人の了解があればストロークの連続写真掲載も。

 

 

新ストロークの経過3年目) 2011/05/08

フォアは狂いが少なくなった。バックも良い当たりが増し、打つ感じが掴め気持ちも大分楽になった。

原因は多分、直前の素振りを始めたこと。ボールを打つ直前に、フォア・バックの注意点をチェックしながら素振りを5〜10分程度。打っての大きな狂いは

ほとんど無くなった。

 

バックも素振りが効果的だが、修正する部分も多かった。足を引っ張った大元は(私の場合は)右手。片手バックが長かったクセか、面の向きを決めているのは

右手だった。左手は支えるだけ。

テイクバックの段階では支障ないと思えたが、振り出すと同時に右手が何をしている・・始めた2005年当時はコンチネンタル、今はウエスタン。

打てるようになったことは総合的な改善の結果と思うが、教える際は左手・と言っている立場としては・・困った状況に。

 

 

ストロークの経過(2年目) 2010/12/06

フォアはやっと落ち着いた印象。フォーム各部の良い状態が理解できると、調子が悪くなっても短時間に戻せる。(最近の画像も公開予定)シンプルだが

奥が深いというか、やはり簡単ではない。

 

2ハンドバックの動き方も、感覚としてやっと理解が出来てきた。 ラリーでは見極めがイマイチだが、良い当たりが増したことは確か。 

基本的な動作はフォアと同じ(下の女性画像)だが、なんせ足が動かない。この足の感覚は初体験で、フォアなら不自然さを感じることは無かったが

、始めた時はとてつもなく違和感がある。素振りが不足していることも間違いないが、最近寒いし・・

 

それにしても球速(フォア)は、過去に経験したことがないほど増す。生徒に教えるならこのストロークは必須で圧倒的なパワーが手に入るが当然、

教えるコーチ本人が正しく打てることが前提。言葉のみではいくら説明しても、生徒は理解ができないはず。

 

周囲を見ると相変わらずコネ打ち(プロネーション打ち)が多いが、コネから脱却し球速が増している人も、男女を問わず少しづつ増えてきている。

周囲に良い見本が増えればコネ打ちも間違いに気付くはずで、今後に期待するしかない。

 

 

新バックストローク習得難度その5 2010/09/19

自身の2ハンドバックがやっと安定の方向。今考えると、打てなかった原因は一つではなかった。

1、    最悪の間違いがスタンス ビデオ撮影で判ったがスクエアに近かった。素振りも壁打ちもオープンだったはずが、実際のラリーの速さにバタバタし

2、    スタンスに気を使う余裕がなく打っていたよう。当然、スタンスが違っていれば運動連鎖では打てない。打てないから腕を使う。で左がエルボ・・と理屈にあう。

3、    タイミング 両手のデメリットなのか、やはり腕2本分の筋力が邪魔しているよう。腕が先行し易く、腕でラケットを振る傾向がある。原因は多分、

4、    下半身動作の始動遅れ。そのままでは振り遅れる為に腕が出る。

5、    グリップ 右手がラケット面の向きを変えているような印象もある。(壁打ちで判明)左手の邪魔をしない右手のグリップを考える必要がある。

6、    使い分け バックのラリー全てがこのストロークで打てる訳がなく、従来の1ハンドスライスも使わなくてはならないが、実際のラリーで、

7、    どこで線引きするかがまだ判らない。打ちたい気持ちが強いと少々無理でも打ってしまう傾向があり、それが逆に打ち方を狂わせることになっているような印象。

 

オープンスタンスだけを意識したところ、明らかに打ち易い。しかし、フォアに比べれば球速は明らかに不足。細かい点を言えばテイクバックの早さ、

位置、タイミング、力の程度等修正すべき点はまだまだ多い。微妙な変更になると思うが、一つづつ修正していくしかない。

 

 

新バックストロークと従来の1ハンドバック2010/06/20

70点くらいの完成度か。それでもイヤになるほど時間が掛かりました。(ストレートラリー)

体の動かした感覚はフォアと同じ運動連鎖(オープンスタンスで回転)になった印象はありますが、まだ不慣れ感の方が強いのでしばらく継続します。

正直な処、フォワードスイングに繋がる体の始動が幾分遅いような気がしますし、原因はテイクバックかとも思えるのですが、どちらにしてももう少し

慣れないとなんとも言えない処。

球速は通常ラリーには支障ない程度ですが、フォアに比べればほど遠い。多分、慣れれば上がると思いますが、フォアと同じレベルまでになるか・が

今後のテーマと感じます。

 

ちなみに下は1ハンドバックストローク。長年なじんだ打ち方ですので程度は良い・でも、微妙に変。

 

 

フォアストロークの連続写真(本人) 2010/05/24

(従来のスクエアスタンスのドライブ、オープンスタンスのスピンとは異なる打ち方ですので、誤解されないように)

写真1 ポール横から撮影。以下全てストレートラリー。

 

 

写真2 翌週に上とは反対側のポール横から撮影。

体の動かし方は、プロを極力忠実に真似たつもり。結果として十分に満足できる打球になったと感じている。只、今回の画像には納得できない部分も

あり仮掲載と。

全てオープンスタンスで体を回転。球種はフラットドライブ。始めた当初、肘は曲げていたが、フェデラー・ナダル両選手を真似て伸ばすようにしたらなんとか・・。

プロネーション(回内)、パームアウト等は一切行っていない。従来のスクエアスタンス(前移動)の打ち方とはまったく別物になる。

2ハンドバックストロークに関しては、撮影したところ打てない原因が明確となり、打ち方を修正してから掲載する予定。(撮影して良かった^^;)

 

 

 

新フォアストローク その2 2010/02/24

ナダル選手に代表されるエッグボールというスピン系の球種があるが、第3世代ストロークを覚える為にエッグボールを打とうとすると、

習得が中途半端に終わる危険性が高い。回転を掛けようとする気持ちとパームアウト等の知識が合体すると、あらぬ方向(プロにもいない)に向かう。

非常に不安定なはずだが、習得に夢中の本人には気付き難い。

 

第3世代ストロークの最大の魅力はスピード(フラット系)であることは間違いない。とにかく速いし安心して打てることが試合で使われる理由。

只、プロの中にもエッグボール系を主に戦う選手も多い。錦織選手もどちらかと言えばこの系統だが、アマチュアがこのストロークを覚える為の

見本としては危険な部類。

 

第3世代ストロークの導入はフラット系から入ることが望ましく、それが基礎を最短で習得する道。ネット、アウトを気にしていたら、確実に遅くなる。

フラット系が打てたなら、エッグボールもほぼ同時に打てる様になるが、逆は有り得ない。

 

 

新フォアストローク 2010/02/24

同じサークルの男性のフォアストロークがほぼ完成した。練習の合間に一言二言伝えただけだが、約1年で打てる様になった。

明らかにフラットドライブ的で球速が上がり、安定感もあり、見た目も・・運動連鎖は問題ないので及第点。この男性は以前から新しい打ち方に

試行錯誤しており、その為に習得が早かったと。

 

同じ打ち方の仲間が増えるのは実に嬉しい。理論が正しいという証明にもなる。ちなみに素振りは必要と伝えたが、パームアウト、

プロネーション等は当然、言ったことも無い。隣のコートでも変化の兆しがあり、誤ったコネ打ちに代わって広まれば、苦労して覚えた甲斐があるというもの。

 

 

新バックストローク習得難度その4 2010/02/23

バックも球速が上がってきた。ラリーは不安感が少なくなり、脱力もでき左肘の痛みも解消した。しかしまだスッキリしない。

原則であるオープンスタンスは疑う余地はないが、フォアと比べて実に窮屈な点が、完成したとしてもフォアとまったく同じにはならない気がするし、

まだ調整すべき部分も多い様な気がするし、足りない部分も有りそうだし、新しい発見もある。

何時になったらフォアのように打てるのか・・多分、素振りが足りないか・・

 

 

新ストロークとミニストローク 2010/01/05

上記は実に相性が悪い。以前から薄々感じてはいたが先日、初見の人の練習にお付き合いし久々にミニストロークを15分程度行った処、

その後のベースラインのラリーが絶不調。体を動かすタイミングがずれた印象。後日素振りをすると、やはり他にも変った部分があるよう。

第3世代ストロークの本分は、ストローク戦で最速の打球を打ち抜くこと。それは、ミニストロークの短い弱い状況には明らかに不向き。

ミニストロークは第1、第2世代で行うことは良いが、第3世代には上達の障害になると感じる。

 

と言ってもアップは当然必要で、他の方法を考えなくては怪我、故障の原因にもなりかねない。ベースラインで50%で打てるか検討が必要。

 

 

新バックストローク習得難度その3 2009/12/20

フォアは、不安定の日もあるが修正も早くなってきた。中でも特筆すべきはその球速で、体が充分に暖まると自分でも唖然とするスピードが出る。

実に攻撃力の高い打ち方であることはプロを見ても明白。サークル内の挑戦者も球速が明らかに増してきた。

バック(2ハンド)は、昨日の練習でやっと安定した・・と感じた。左腕も楽で負担が少ない印象。感触としては、やはりフォアと同じオープンスタンスで回る・だけ。

それだけなのにバックに注力してから丸2年・・何故こんなに時間が掛かったのか??よく分からん。右手のグリップを少し変えたが、過去にも試した

同じ内容のはずなのに、以前は打てずに何故今打てるのかは不明。

 

このまま安定する保障も無いが、一応フォアとバックが同じ理屈で打てる様になったことは少し安心。バックの習熟に更に半年、1年は掛かると思うが、

気分的には明るい。

 

 

新バックストロークの習得難度その2 2009/09/22

まだ打ち損ないがあるが確立が大分上がってきた。やはりオープンスタンスで可能であり、それでフォアと同じ理論になったと確信。フォアは大分落ち着き、

調子の良し悪しも少なくなりつつある。

 

改めてプロの2ハンドバックの打ち方がバラバラな理由が解った気がする。一言で言うと実に難しい。フォアは多くのプロがオープンスタンスなのに対し、

バックはスクエアスタンスが多数でオープンスタンスは少数派。本来正しい理論が覚え易いなら必ずオープンスタンスのはずだが、

実際に挑戦してみると実にやっかい。おそらく腕2本の筋力で補っているからスクエアスタンスで成立している打ち方のようにも思える。こんな打ち方は、

一刻も早く賞金を稼ぎたいプロにとっては不安で練習にならないかもとも。

 

何故バックストロークもオープンスタンスに拘るのかと言うと、第一はフォアと同じ理屈でバックも打つべきで、第二にスクエアスタンスで上体を廻すと

腰、膝を痛める可能性が高いようにも思えるし、運動連鎖とは言えなくなるはずと。

まだ2ハンドバックを教えた生徒はいないが、これからの事を考えると悩ましい。

 

 

新バックストロークの習得難度2009/07/21

経験則で圧倒的に2ハンドバックの習得に時間が掛かる。フォアは比較的早く(未完成とは思うが)打てた気になるし、生徒もフォアは早く出来る人が多い。

始めはフラット系フェデラー型が良く、ナダル風も意外に簡単。だがバックは実に難解で、フォアの感触をバックに応用すれば・・と、ラリーしながら

覚えようと思ってもほとんど不可能の気が。

 

バックの練習を開始してから実質2年・・週1程度のラリー練習のみではまったく進展がない。悩んだ末に久々に壁打ちをするとビックリするほど良い感触。

後はそれを忘れない内にひたすら素振り。人相手の練習では必ずミニストから入り、感触を早く思い出すようにしている。ミニストの最大の利点は脱力出来ること。

見た訳ではないがロディック風になったような気が・・ 今思うと始めた頃はやはり体の動かし方が異なっていた。早く壁打ちをしていれば・・しかし後のまつり。

 

090910 最近左肘が痛い・・今まで使っていなかった手で、更に不慣れな方法でラケットを振ろうとすれば当然か。素振りの段階でまだ無駄な力が

入っているような気もするし自然に動くような状況でもないが、ゴールは近いと。